研究3:遺伝的アルゴリズムを活用した風景画の複製
・背景と目的
・アプローチ手法
・原理
・可視化方法
・可視化結果
・考察
【目的と背景】
研究1及び研究2では、特徴量を学習したAIに風景画を描写させること自体はできたが、hayatelabが疑問を投げかけている【『創造性』こそが人類のアイデンティティである】ことを実証するまでには至らなかった。具体的には、AIが描画がした風景画は こちら に示すようにくっきりとは描画できておらず、風景画の特徴を部分的に見出すことができるレベルに留まっていた。そこで研究3では視点を変え、【AIは人間の創造性をどこまで模倣できるか】ということに焦点を当てることとした。
当初描いていた研究3の構想は、研究2でAIに描画させた風景画を第一世代として遺伝的アルゴリズムを適用することだったが、画像における遺伝的アルゴリズムの適用は単純ではなく、突然変異が加わるごとに画像がランダムノイズ化してしまう結果となってしまった。そこで、遺伝的アルゴリズムを用いた【人間の模倣】に着目し、画像の複製について取り上げることとした。
よって、研究3の目的は、【遺伝的アルゴリズムを活用した風景画の複製】を行うこと とした。