最強の学習術【検索練習】の紹介と適用方法、効果について
検索練習≒「学んだことを定期的に思い出す」学習法のことで、次のように定義されます。
検索学習の定義:
以前に学んだスキルや知識を再現するために、あえて記憶に負担をかけること
脳の奥まで記憶を探り、そこに保存されている知識を掘り返すこと
結果を評価されるプレッシャーを感じずに、学習したことを思い出すこと
単に情報を取り込むのではなく、積極的に記憶から知識を作り出すこと
この検索学習こそが、【最強の学習術】である理由は下記の効果があるためです。
検索学習の効果:
・学んだ内容が長期的に頭に残す能力が上がる
・高次の思考力を高め、学んだ知識が他のことにも使えるようになる
(要するに知識の応用力がつく)
・自分はいま何がわからないのか?という問題を認識させるため、学習の効率がアップする
・メタ認知の能力が高まり、自分自身の学習に対する意識を高める
・学習へのモチベーションと注意力を高める
・勉強以外の場面でも効果的な学習戦略を使えるようになる
・学習の事前準備が上手くなる
・頭の中だけで知識を整理ができるようになる(つまりワーキングメモリが改善する)
・関連する情報の学習量が増える(ひとつの知識がまた違う知識の呼び水になる)
・自分に役立たない情報の選別がうまくなり、未来の学習スピードを向上させる
次に、検索学習の具体的手法について下記に示します。
検索学習の具体的手法:
一度特別なことをせず、普通に参考書などで情報を得る
→区切りまで学習したら、学習した内容のキーワードや主張、解法などを思い返す
検索学習の効果をあげる方法:
・長期的な学習の定着に最適なスペーシング(再学習までの間隔)の量は
約1:10の比率である、とされています。
(例:特定の情報を30日間記憶するためには、3日ごとに検索練習を行うのが最適)