第2章:効率の良い学習(習得が早期化する)の5つのステップ

効率の良い学習(習得が早期化する)の5つのステップ

 効率的、とされている学習法は、後述する「検索練習」や「インターリービング学習」がありますが、それらの学習法は下記に示す土台となる5つのステップの上で派生した学習法である、と(私は)考えています。そこで、まずは土台から知り、積み上げていく中で、最終的には個々人に最適化された学習法を模索していくのが良いと考えています。

 それでは、効率の良い学習(習得が早期化する)の5つのステップを見ていきます。

    ステップ1:【獲得する】
     情報を目や耳から取り込む段階です。具体的には読書や授業ノートなどが当てはまります。

   ステップ2:【理解する】
     理解とは、獲得した情報を身近な例に具体化してあてはめ、情報の整理を行うことです。
     理解≒イメージ化、つまり全体のプロセスを部分的に分解することです。

   ステップ3:【探索する】
     構造化されていない情報を整理し、理解することです。
     探索≒丸暗記ではなく、情報を結びつけること

   ステップ4:【修正する】
     頭に出来上がった相関付け(ネットワーク化)の検証を行います。

   ステップ5:【適用する】
     情報を現実に実践して最終的な調整を行うことにより、さらに脳内ネットワークの精度を高めて
     いくこと。つまり、学んだことを全体のプロセスに統合することです。

<構成>

①:脳への負担が小さく、効率的な勉強時間(量)と休憩時間及び頻度について
②:効率の良い学習(習得が早期化する)の5つのステップ
③:意図的な練習(≒課題のあるポイントに特化した練習)の5つのステップ
④:フィードバックの必要性(重要性)について
⑤:【コラム】パフォーマンスが高い人たちが備えている、「メタ認知」とは
⑥:最強の学習術【検索練習】の紹介と適用方法、効果について
⑦:【コラム】インターリービング学習の検索練習への適用法について
⑧:【番外編】SOARについて

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